
こんにちは、サイアジ編集部のトラヤです。
今回はですね、サイアジ釣行初の『エサ釣り』でございます。

「なんでここに来てエサ?」と思ったかもしれませんが、これがやってみるとなかなか面白い!
というわけで、ずっと食べたかったアナゴを釣るために、夜のとある漁港へと行ってきました。
アナゴの釣り方
アナゴは初心者でも狙いやすいターゲットとして知られており、Webで検索すればコツなどの細かい情報まで入手できます。
基本的には堤防などから投げ釣り(ブッコミ釣り)で狙う事が多いようです。
オモリは8~20号を使用し、ポイントによって使い分けるとのこと。
狙う時間帯は夕マズメ~21時くらいまでがベターで、その後はのんびりはぐれアナゴのアタリを待ちましょう。
アナゴという魚について
アナゴは日本各地の沿岸域に生息しており、日中は砂泥底に潜って休んでいることが多い魚です。
ウナギによく見た細長い形をしていて、なんと150種類以上もいるのだとか。
一般的に釣りで狙うのはマアナゴで、外道としてよく似たクロアナゴ が釣れることもあるようです。
アナゴの旬は夏と冬の年二回となっていますが、冬の方がサイズがいい傾向にあるため、ガッツリ食べたい人は寒さと戦いながら頑張りましょう。
アナゴ釣りのポイント
夏は砂泥底の港内、冬はエサが多く集まる障害物周辺が定番ポイントとなるようです。
また、タチウオ釣りのポイントはアナゴもよく釣れることが分かっているので、近場にタチウオポイントがあるなら一度竿を出してみるといいでしょう。
アナゴ釣りの仕掛け
青森県太平洋側において、アナゴ釣りに使用する仕掛けは、三叉式と誘導式の2種類が主流のようです。
釣具店でアレコレ見てみましたが、市販されている仕掛けは三叉式が大半でした!
ロッドはシーバスロッドやジギングロッドでも代用可能ですが、穂先の柔らかい投げ竿がやはりおすすめです。
三叉式
底取りが簡単なだけでなく、根掛かりしてもオモリだけのロストで済むケースが多いのがこの仕掛けの特徴です。
市販の仕掛けは直接オモリを付けるタイプがほとんどですが、根掛かりに備えてできればオモリ糸(メインラインより細くすること!)をつけましょう。
誘導式
中通しオモリ式とも言って、オモリをラインに通すだけで固定しない仕掛けです。
アタリが竿へダイレクトに伝わりやすい、アナゴがエサを咥えたときに違和感を与えにくいといった特徴があります。
アナゴ釣りに使うエサ
青森県で釣りエサといえば、イソメやエラコが主流ですよね。
ではアナゴの場合はというと、王道のイソメの他にサンマやイカが好んで使われているようです。
私トラヤはアジングの外道で釣れたサバや、コンビニで買ったイカの塩辛を主に使用しました。
イソメ
ファミリーマートや自販機でも購入できる王道の釣り餌です。
釣り餌といえばイソメ、イソメといえば何でも釣れるというイメージを持っている方は少なくないはず?
アナゴ以外の魚やシャコも食ってくるため、確実な釣果を狙う方におすすめ。
イワシ
シーズン中であれば釣り場で現地調達できます。(サビキ釣り推奨)
スーパーにサンマを買いに行き忘れた、もしくは道中にスーパーがないといった場合の心強い味方。
サバ
イワシと同様に現地調達できますが、できれば塩漬けにして水分をある程度抜いたものがおすすめ。
皮だけでも食ってくるらしいので、身は削いで撒き餌に使うのもいいですよ。
イカ
エサ持ちの良さはダントツであり、塩辛ならニオイも申し分ありません。
ローソンで売っているものはやや細めで、エサとして使うならセブンイレブンのほうがサイズ的にちょうどいい感じがしました。
でも小分けになっていて使いやすいので、私トラヤはローソン派です。
アナゴを釣る
アナゴのハイシーズンを過ぎた10月某日、八戸市のとある漁港で夕マズメから竿をセット。
エサは現地調達したサバのブツ切りとイカの塩辛を使用します。
■タックルデータ■
→対アナゴ1号機
- ロッド:ダイソー振り出し竿(240cm)
- リール:ダイワ 18フリームスLT4000S-CXH
- ライン:PE1.0
- 仕掛け:三叉式
- オモリ:10号
- エサ:小サバのブツ切り
→対アナゴ2号機
- ロッド:ダイソー振り出し竿(240cm)
- リール:シマノ アリビオ2500
- ライン:カーボナイロン5号
- 仕掛け:誘導式
- オモリ:10号
- エサ:イカの塩辛(ローソン)
どちらの仕掛けにも目立つように穂先ライトをセット。
ぶん投げたあとは、アタリがあるまでひたすら待ちます。
アウトドアチェアがあると快適性がアップしますが、車を横付けできるポイントであれば車内で待つのもおすすめ。
ちなみにアナゴは、アタリがあったら少し(1分くらい?)待ってしっかり食い込ませると良いようです。
待てど暮せど鳴らない鈴
ハイシーズンではないとはいえ、ここまで鳴らないものなのかと。
17時過ぎに竿を出してから約3時間、一回だけアタリがありましたが、それ以外は沈黙を続ける鈴。

餌取りすらいないような状況ですが、すぐ横でアジングできたので、個人的にはあまり苦にはなりませんでした。
静寂を切り裂く鈴の音

画像提供:同行者Youtuberくまさん
20時を過ぎたころ、待望の鈴の音が鳴り響きます。
同行者の穂先ライトが、狂ったように暴れているではありませんか。
その鳴りようたるや尋常ではなく、「アナゴはハムハムするからしっかり待ってね」という事前情報との違いに一気にヒートアップ!
同行者の方が慌ててアワセると、ライト磯竿が美しい弧を描きます。
同行者「これ上がらんかも!!タモ出してもらっていいですか?!」
その後テンヤワンヤするも無事にランディングを済ませると、のたうちまわる物体の太さにしばし騒然。
待ち焦がれたアナゴは、75cm超というとても立派なサイズでした。
その時の様子は、↓こちらの動画の最後にオマケシーン(5:27~)でUPされています。
楽しく釣って美味しく食べよう!
八戸におけるアナゴ釣りの最盛期は8月ということで、秋のアナゴはなかなか釣れないものの、釣れればデカい!
ちなみに今回のアナゴは、「骨が気になって食べにくいwww」というウラヤマコメントをいただいております。
結局トラヤはアナゴをGETできませんでしたが、いつにも増して楽しく釣りをすることができました。
たまにはこうして時合いを気にせずに、釣り仲間と竿をならべてのんびり過ごすというのもいいものですね!
※釣りに行く際はライフジャケットを着用しましょう!
※漁港内では漁師さん達の邪魔にならないようにしましょう!
※立ち入り禁止ポイントには入らず、マナーを守って楽しく釣りましょう!