
こんにちは、サイホクアジング編集部のトラヤです。
今回はロッドビルド編第2弾ということで、デザイン性の高さと軽さを兼ね備えたリールシート作りに着手。

ちなみに今回のロッドは、通称“DPSスケルトン”と呼ばれるリールシートにしたいと考えています。
人によっては握り心地が悪いと感じるようですが、そこは工夫と慣れでどうにかしていきましょう!
まずは下準備
DPSスケルトンリールシートは、一般的には初心者向けではないと言われています。
あれこれ加工が必要なこと、それから微調整が多いというのが大きな理由のようですが、私トラヤはモノ作りに多少の心得があるので臆せずチャレンジ。

ベースは富士工業「DPS-SD16」というリールシートで、これを切った貼ったしてスケルトン仕様にしていくのだとか。
手順としては分解→マーキング→カット→ヤスって仕上げ。これで下準備完了です。
画像右下のナットがある方(ナットフード)は回すだけで簡単に外れますが、画像左下のパーツ(フード)は熱を入れたりこじったりして半ば強引に外します。
フードとツライチになる大きさ(削るのでちょっと大きめ)にカット。
リューターや弓ノコを使うとまっすぐ切れる&楽なのでおすすめ。
ツライチ目指して削る
最終的に見えなくなる部分なので、削るのは指で触って引っかからない程度でOKです。
ツライチになるまでしっかり削ります。
ついでにナットも少し削ってスッキリ感をプラス。(面倒なら付属のナットを外してメタルナットに替えるのもアリ)
この後画像奥側に写ってるスクリュー部分を、ナットフードがツライチになるようにカットして磨きます。
リールに合わせて寸法決め
下準備を終えて、ここからがいよいよ本番。
DPSスケルトンの製作でおそらく最も神経を使う工程に入ります。
カーボンパイプ(今回は外形15mm)にフードとリールをセットし、少しきつめに固定してマーキング。
この状態は隙間があってグラつくので、立てたり持つ位置を工夫するなどしましょう。
長さが決まったらカーボンパイプをカット。(カット時は傷防止のためマスキングを忘れずに)
フードとカーボンパイプの間にはわずかな隙間(1mm程度)があるため、タコ糸を巻いて接着剤で硬化→削って微調整します。
軽さに驚く
試しにリールを取り付けて見ました。
どうやら位置はバッチリのようです。
ちなみにリールシートの重さは、なんとたったの17g!
ワインディングチェックというメタルパーツがまだ付いていないので、実際はもう少し増える予定ですが軽い小さい持ちやすい!
ということで次回、「【ロッドビルド#3】超軽量リールシートがついに完成!リールと合わせてたったの〇〇g】をお楽しみに!
※写真の無断掲載・使用を禁止いたします。