【ロッドビルド#4】ついに完成!ガイドをスレッドで巻いてコーティング【完結】

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こんにちは、サイホクアジング編集部のトラヤです。
なかなかまとまった時間が作れず滞っていたロッドビルディングですが、4月もそろそろ終わろうかというところでついに完成しました!

トラヤ
トラヤ
テスト釣行は絶対にアジを狙うぜ!

初めてのロッドビルドで仕上がりは甘々ですが、ついに自分だけのオリジナルロッドを手に入れることができました。
今年はこのロッドを相棒に、気持ち悪いほどアジを釣って行きます!

ガイドを固定する

前回までにリールシートとエンドグリップの固定が終わっているので、今回からはロッドビルド最難関と言われている“ガイドのスレッド(糸)巻き”をやっていきます。
アジングロッドはガイドが小さい上にスレッドが細いので、

ちょっと気を抜くとポロっ…
ちょっと力むとスルスル…

と、モノづくりに慣れていない方だとかなりイライラする展開に。
とはいえ「ガイドは熱収縮チューブで固定する」、「チタン部は滑りやすいのでヤスって小傷をつけておく」などなど、先人達の知恵を借りることでかなりスムーズにできたような気がします。

ロッドガイド

今回はガイド×8となっていますが、7個でもいいみたいですね。
メーカーは富士工業で、素材はチタン、リングはトルザイトとなっています。

初号機制作ということで奮発しましたが、後でよく調べたら「ステンレス×SICの方が使いやすい」というビルダーもいるみたい。
この辺りはおそらく好みの問題もあると思います。

ジャストエースのスレッド

スレッドはジャストエースポリエステルAタイプにしました。
カラーはブラック(402)ゴールド(026)をピックアップ。

ガイド固定

一定のテンションでクルクルと巻いていきます。
飾りで3週ほどゴールドを巻き、その後スレッドの付け根までブラックを巻きました。

トラヤ
トラヤ
これを8個分やるのはかなり大変!

ちなみにどの程度巻くかはこれまた好みのようです。
当然ながらスレッドを巻いた分だけ重くなるので、軽さを追求する方はかなり攻める(巻き量を少なくする)のだとか。

スレッドをコーティングする

実はスレッドを巻くまでは3月中に終わっていたのですが、子供たちが春休みということで乾燥スペースの確保ができずにいました。
4月になって学校が始まり、日中に私以外誰もいなくなったのでいよいよコーティングです。

フレックスコートライトフォーミュラ

使用するコーティング剤はフレックスコートライトフォーミュラです。
先人達が「これにしてからトラブルが減った」「初めからこれを使っておけば…」と太鼓判を押しているため、私トラヤは迷わずこちらをチョイスしました。

フィニッシングモーター

液ダレを防いでくれるフィニッシングモーター(ロッドをクルクル回す装置)にロッドをセット。
コーティングは最も失敗しにくいと言われる3度塗りで行きます。

一回目のコーティング

1回目はスレッドにコーティング剤をしっかりしみ込ませることと、ガイド付け根の裏側まで行きわたるように塗ります。
8個ともコーティングしたら5時間ほどモーターを回し、その後は一旦モーターから外して子供たちの手が届かない場所へ避難して翌日までしっかり乾燥です。

ちなみに2回目はより強固なコーティングを作るイメージで塗ると失敗しにくいのだとか。

最終コーティング終了

この画像は2回目のコーティングを終えたところです。
コーティングは厚ければいいというものでもないらしいのですが、あまり薄くしすぎると使用中に割れたりすることもあるそうなので、私の場合は“プリっとするくらい”にしています。

せっかくなので装飾もする

仕上げのコーティングを行う前に、せっかくのロッドビルディングですからデカールを貼ってオリジナリティをプラスしましょう。
デカール制作に必要なのはPCに接続できるテプラPROと、クリアテープ×色文字のカートリッジです。

テプラPRO

用意したのは『TEPRA PRO SR3500SP』。
本体は中古で、カートリッジはAmazonでサードパーティー製の互換品を購入しました。

デカール

ブランクス名と長さ、それから使用予定のリールを記載。
市販品でもお馴染みの適合ルアーウェイトに関しては、普段自分がよく使う重さを記載してあります。

デカールを貼ったところ

プラモデルで培ったデカールを綺麗に貼る技術(?)を駆使して、曲がったり気泡が入らないように注意して位置決めします。
余分な水分は綿棒でそっと吸い取り、乾燥を待ってからプレコーティングへ。

プレコーティング

「デカールの上から直接コーティングするとヒビ割れする」ということなので、プラモデル用のトップコートでプレコーティングを施します。
ちなみに、使用するのは光沢でもツヤ消しでもどちらでもいいみたいです。

ついに完成!軽すぎて笑う

完成したロッド

3回目のコーティングを終えて、ついに完成したアジングロッドがこちら↑です。
これまで使ってたロッドのリールシートがIPSというモデルだったので、握り心地が大きく異なりますがそれ以上に軽い!

総重量

試しに計ってみたところ、リールを着けた状態でなんと199g
目標値を大きく下回り、200gアンダーという軽さで仕上がっていました。

今まで使っていたタックルがメジャークラフトS562AJI(自重未公表)×ダイワレガリスLT2000S(自重190g)ですので、リールとほぼ同じ重さしかないということになります。
ロッド分が丸々軽くなってますし、ロッドバランスはアイキャッチ画像の通りですので持ち重りも当然ありません。

トラヤ
トラヤ
これはテスト釣行が楽しみだー!!

ということで、次回は夏泊半島へアジを釣りに行くお話。
このロッドの使い心地はどんなものなのか、最適な使い方が何なのか、これから長い時間をかけてじっくり探っていきたいと思います。

※釣りに行く際はライフジャケットとマスクを着用しましょう!
※漁港内では漁師さん達の邪魔にならないようにしましょう!
※立ち入り禁止ポイントには入らず、マナーを守って楽しく釣りましょう!

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