
こんにちは、サイホクアジング編集部のトラヤです!
11月に入ってからも毎朝近場の漁港に手当たり次第突撃しているおかげで、昨夜も美味しいアジフライをいただくことができました。

▲まだもう少しだけ釣られてくれ~!!(切実)
昨年は11月中旬でアジングシーズンが終了しましたが、現在の状況なら今年は後半くらいまで楽しめるかもしれませんね。
ということで今回は、今からでも間に合う“ファミリーアジングのすすめ”をご紹介します!
このシーズン終盤はアジの活性が高くサイズも良いので、来年へ向けたファーストステップにもおすすめですよ。
ファミリーフィッシングならぬファミリーアジング
お父さんやお母さんの趣味が釣りでなくとも、誰しもおそらく一度はやったことがあるであろうファミリーフィッシング。
足場の良い漁港や管理釣り場でサビキ針を垂らすのが定番ですが、我がトラヤ家の定番は親子でジグ単を投げます。

▲30分程度のキャスト練習でアジが釣れるようになることも!
ルアーキャストやリール操作が必要になるので小学校~と微妙な年齢制限はあるものの、従来のように魚を外してあげてはエサをつけてあげてなんて作業に追われる必要はありません。
でも、「大人でも難しいのに、子供がいきなりできるわけないでしょ~!!」とか思っちゃいますよね?えぇ、その気持はよくわかります。
だがしかし!ファミリーアジングは道具とやり方さえわかれば決して難しくないので、この記事を読んでいるお父さんお母さんは次の週末にでも早速チャレンジしてみてくださいね。
※重要※漁港内にアジがいることが大前提です。
お子様におすすめのアジングタックル(完全親都合)

▲実際に使用しているのがこちら。
時代とともに道具は進化しており、チョイス次第ではお子様に小学校低学年のお子様にもピッタリのアジングタックルを作り上げることも可能です。
今回は小学校中学年(我が家の長男が小学3年生のため)をベースにして、一例をご紹介していきます。
ロッド
まずは基本となるロッド選定ですが、5フィート台の短めアジングロッドを使うより、思い切って身長と同じくらい短い汎用ロッドをチョイスしましょう。
基本的に子ども用アジングタックルの条件として挙げられるのは、
①キャストできること
②丈夫であること(←これすごい大事)
の2つだけです。感度云々はこの際全く気にしません。理由は後ほどご紹介しますが、さらに言えばできるだけ価格は抑えたいところ。
そこで候補に上がってくるのが、グラスファイバー製でまず折れないであろうJACKALL『EGG CAST』シリーズ。
▲Amazonでは価格が高騰中・・・。お近くの釣具屋さんを覗いてみよう!
ちなみに我が家では『EGG CAST Softy』を使用しています。
全長120cm、自重105gと小さなお子様でも扱いやすいだけでなく、お子様がいない日には穴釣り用ロッド(親都合その①)としても使える優れものです。
リール
リールに関しては、通常のアジングタックルと同じ1000~2000番の小型リールでOKです。
ちなみに我が家ではAbuGarcia『CardinalⅡ STX1000S』をチョイス。
▲リールの購入はコチラからどうぞ!
なぜなら替えスプールが標準で付いてきて、子供がいない日には穴つr(以下略
自重205gとそこまで重くないのも魅力です。
ラインと仕掛け
アジングというとPEやエステルラインを選びがちですが、ロッドの項目で述べたようにあまり感度にこだわる必要はありません。
どちらかというとライントラブル防止に最善を尽くすべきであり、個人的には絡みにくさでフロロカーボンライン一択かなと。
▲定番のシマノ製FCラインや、コスパのいいユニチカ製FCラインがおすすめ!
摩擦に強く少し伸びるというのもポイントで、1.5~2lb程度の細めなら軽量ジグ単の扱いで困ることはありません。
使用するジグヘッドは、針が小さめ(できれば#10~#14くらい)の1.5g(キャストしやすい重さ)がおすすめ。ワームは2インチ以下の柔らかいものを使用します。
▲自信を持っておすすめするのがこのセット!(画像が1.3gですが、リンク先ではちゃんと1.5gが選択可能です。)
感度にこだわる必要がないと散々言ってきた理由はまさにここで、がっつり“吸い込み仕様”にしてあげることでアジの繊細なアタリを取らなくていいようにしてあげましょう。
セミオートフッキング仕様とでも言いますか、アジが反転した時にセルフフッキングしてくれるのでとても楽です。
ちなみにフッキング位置は必然的に口の横(ちぎれやす部分)になりますが、フロロラインが少し伸びてくれるおかげで反転合わせのショックを吸収してくれるというわけですね。
アクションは“フォール”がメイン
さて、肝心のアクションですが、流れとしてはキャスト→着水後長め(できればボトム)にフォール→糸フケを取って1~2回トゥイッチ→フォール(たっぷり3~5秒)→糸フケを取って1~2回トゥイッチの繰り返しでOK。
ほとんどの場合フォールしている間に吸い込んでおり、トゥイッチした時(もしくは巻いた時)に反転アタリが出て食っていることに気づくみたいです。
重要なのは動かすよりもフォールさせることで、これは通常のアジングにおいても通用します。
ただし、これはあくまで朝マズメ(日の出前後)の場合のみ。デイやナイトゲームでは別パターンのアクションが必要になるということを忘れずに。
ファミリーフィッシングは“食育”にもおすすめ!
ロッドの長さはお子様の身長に合わせて選ぶとして、ジグ単やアクションをある程度でも再現できていれば、おそらくアジを釣り上げることができたのではないでしょうか。
子供に限らず自分で釣った魚の味は格別なもの。これは全ての釣り人が経験していると思いますが、この機会に美味しさだけでなく“命の大切さ”や“食べる”ということについても一緒に学ぶことをおすすめします。

▲アジといえばやっぱり干物!冷蔵庫で手軽に作れますよ。
魚釣りをするということは、釣った魚を殺して食べることが本来の目的です。
アジングを始めとするゲームフィッシングではリリースする方も増えていますが、大半の方は持ち帰って調理しているはず。
自分が何を食べて生きているのかを考えさせるいい機会ですので、釣って楽しんで終わり・・・ではなく、一緒に調理するなどして健康な食生活を実践する力を養ってみてはいかがでしょうか。
週末の朝は早起きして漁港へ行こう!

▲アジングの楽しさを覚えた長男(満8歳)。フィッシュグリップがあれば自分で針外しも!
アジングはコツさえ掴めばこちらのもの!
1回目のアタリでフッキングできなくても、フォールを意識することで追い食いさせることだってできます。
このあたりは完全に感覚的なものですが、子供達はスポンジのように吸収してモノにしてしまうので、きっとあっという間に上達してくれるはず。
そして早起きした日はご飯も美味しい!週末ならではの親子の濃密なコミュニケーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。
※釣りをする時は、安全のためにライフジャケットを着用しましょう!
※漁師さん達の邪魔にならないようにしましょう!
※マナーを守って楽しく釣りましょう!