
日本全国のアジンガーはどんなバッグを使ってるんだろう?
これ、アジンガーなら誰しも一度は気になったことがあるのではないでしょうか。
ということで、今回はサイホクアジング専属ライターである寅谷のバッグをご開帳。

▲こちらが寅谷が実際に使っているアジングセット一式。
ちなみに私寅谷のスタイルはずばり“ミニマルアジング”。
ツールが少ないことのメリットやデメリットについても簡単にご紹介しますね。
ミニマルアジングのススメ
誰しもそうだと思いますが、寅谷も最初は小さめのショルダーバッグにあれこれ入れてランガンしていました。
メイホウのランガンケースにこれでもかと詰め込んで、釣り場にいてもあらゆる選択肢に対応できるようにと考えていたわけですね。

▲これが当時のランガンケース(メイホウ3010W)。今でもアジのいない冬場に使用しています。
多すぎるというわけではないですが、買うだけ買ってこの中の7割は使っていません。
ある日、ふと「ムダが多いな・・・」と思った寅谷は、思い切って使用頻度の高いものからさらに絞り込んで、本当の最小限しか持たないことにしたのです。
メインバッグは“小さい“が正義(個人的に)
ツールを最小限にしたら、それまで使っていたメインバッグがスカスカになってしまいました。
当時持っていたケースの一番小さいものでもスカスカになったので、いい機会だと買い替えたのが今のバッグです。

▲市販のミリタリーポーチを流用しています。
Amazonでショルダーバッグを検索するもなかなか良いものがなく、うーんうーんと悩んでいると関連商品の所にこのポーチを発見。
サバゲーに使用するようなミリタリーアイテムとのことですが、ベルトループがついていたこともあり「これだ!」と即決でポチポチ。
これでDカンがついてれば完璧だったのに。とはいえ、専用品でないものにそこまで求めるのはそもそも無理がありますよね。
“足りない”を考えない
ツールを少なく、そしてバッグを小さくしたことで、釣り場では当然ながら妖怪アレガアッタラが登場します。
上手く行かないときほど現れますが、そんなときはこう思うようにしました。
「ソレがあったら絶対に釣れるのか?」と。
もしかしたら釣れるかもしれないし、もしかしたら変わらず何も釣れないかもしれない。

▲これで釣れなかったら・・・そうだ、アジがいないんだ。きっとそうだ。(葛藤)
結局のところ絶対はないので、それならどちらでもいいのではないかと。
そして、あってもなくてもいいものならなくていいじゃないかと。はい、ミニマル思考が構築されてきましたね。
選択肢が減ると思考が増える
これはすごく面白いなと個人的に思うのですが、物が多いときより減ってからの方がよく考えるようになりました。
言い方を変えれば、それだけ道具に頼っていたということなのでしょう。
距離やレンジはもちろん、それまであまり考えなかったジグヘッドの重さやカラーローテーションについてもしっかり考えるようになり、結果として釣果を伸ばすことができました。
悩む要素が減ったことで考えやすくなり、手持ちでどうにかしようとあれこれ工夫するようになったわけですね。
当然ですが、こんなことしなくても楽しく釣れるならそれでいいと思います。
楽しく釣って美味しく食べる。アジングはそれが一番ですよね。
メインバッグの中身を紹介!
さて、前置きが長くなりましたが、結局お前は何を使ってるんだと。気になるのはそこですよね?
1ミリでもいいので誰かの参考になれば幸いです。
ポイント①オリジナルワッペン
いきなり関係ないところですが、さすがにここは外せません。
ミリタリーポーチですので本来ならチームワッペンなどをつけるようですが、寅谷はサイホクアジングワッペンを作ってもらいました。

▲ちなみにワッペンサイズは75×45mmです。
Twitterにも載せていますが、ちょっとオリジナルアイテムっぽくてテンションあがりますよね。
そうゆうのって結構大事だと思います。あくまで個人的に。
ポイント②ダブルピンオンリールは必須
収納スペースが少ないということは、ゴチャゴチャになるか、むき出しにするか、そもそも持たないかの3択です。
しかし、PEバサミや針外しを持たないのは無謀すぎる・・・ということでこの方が活躍。

▲ダブルピンオンリールが超優秀。ノッターも最強です。
PEバサミ・ノッター・針外しの3つはほぼ毎回使用しています。
針外しは主に外道のサバに使うことが多いですね。ジグを吸い込み仕様にしていると、丸呑みになることがほとんどですので。
ポイント③インナーポケットが1ヶ所
収納がもう1ヶ所あったらなと思うことは正直あります。
素直にリーダーポケットが欲しいです。

▲まとめて入るのでいいんですけどね。
そもそも持ち物が少ないので、十分といえば十分です。

▲これで全部です。少な・・・。
ポイント④メーカーを揃えたらなんだかカッコいい
ここに来てようやくですが、メイホウに代わるランガンケースはマグバイトのマグタンクMをチョイスしました。

▲海に落ちても浮くのだとか。ランディングネットさえあれば回収できます。
なぜこれを選んだのか、最大の理由は使っているジグヘッドとワームがマグバイトのものだからですね。

▲ジグヘッド2種類と重さは0.8/1.0/1.3/1.5gの4種類。ワームは1種類2サイズ3カラー。
今の所ですが、千葉から青森までアジングしていて困ったことはありません。
強風の日はそもそもアジングしませんし、重さもこの4種あれば大抵は大丈夫です。
その他のツールについて
ここからはアジングに限らず、釣りをするなら用意しておいたほうがいいツールをご紹介します。
その他①ライフジャケット
ライフジャケットの種類には、腰に巻くタイプや首からかけるタイプ以外にも、浮力材がはいったフローティングベストなどがあります。
釣り場を見渡すと着用している人と着用していない人の割合は半々くらいですが、ライフジャケットを着用していれば万が一海に落ちたとしても生存確率が大幅に上がります。

▲実際に着用しているウエストポーチタイプのライフジャケット。(ダイワ製)
漁港や海釣り公園など比較的足付きのいい場所でも必ず着用するようにしましょう。
磯やサーフではフローティングベスト(ゲームベスト)、漁港や海釣り公園では腰に巻くタイプが動きやすくておすすめです。
その他②フィッシュグリップ
釣り上げられた魚はバタバタと暴れるので、ヒレやトゲが手に刺さることがあります。
また、魚の中には毒を持っている種類(ゴンズイなど)もいますので、フィッシュグリップがあると安全かつ確実に魚をキャッチできるでしょう。

▲ガーグリップMCカスタムカスタム(第一精工製)は、ライフジャケットに掛けられてGood!
アジなどの比較的小さめの魚には魚バサミ、大きめの魚には口に引っ掛けるフックタイプがあると便利です。
釣果をSNSなどで投稿しているなら、魚をしっかり写せてホールド力も抜群のガーグリップMCカスタム(第一精工)がおすすめですよ。
その他③クーラーボックスや水汲みバケツ
なくてもいいけどあった方が絶対に便利、というのがクーラーボックスや水汲みバケツ。
特に水汲みバケツは、餌などを触って汚れた手や道具を洗えるのでできれば持ち歩きたいところ。
クーラーボックスは釣った魚を持ち帰るのに必要になりますが、アジングではジップロックと保冷バッグで代用することもできます。
どちらも様々なサイズや機能性のものが販売されています。必要に応じていくつか持っておくといいですよ。
結局は自分のスタイルにあった道具選びが大切ってこと!
タイトルはミニマルアジングのススメになっていますが、たくさんのジグヘッドやワームを持ち歩いて選択肢を増やすというのは決して悪いことではありません。
ワームなんかはコレクション性が高いですし、色とりどり揃っているとそれだけで満たされますよね。すごくわかります。
長々書きましたが結局のところ、快適に釣りができるなら道具は最小だろうが過剰だろうがどちらもいいのです。
技術だけでなく自分にピッタリのスタイルを模索して、よりカッコよく!より楽しく!アジングできたら素敵ですね。
※釣りをするときは、マナーとモラルを大切にしましょう。
※漁師さんの迷惑になる行為は絶対にやめましょう。
※港内など足場が良くてもライフジャケットは必ず着用しましょう。